Koto House
痛みの激しい中古住宅を見事に再生
江東区にあった中古住宅は、痛みも激しく特に内装の状態が良くなかった。しかし、鉄骨ALC造であったために、構造躯体についてはまったく問題が無かった。この中古住宅を新たに購入したクライアントのために、大々的にリノベーションを行い、オープンで使いやすい住宅へと再生した。


約40坪の住宅は、当初は古びた状態で、特に1階の床が長期の雨漏りのために老朽化しており、床の水平レベルも取れておらず、場所によっては穴が空くほどダメージを受けていた。この住宅の購入を検討しているクライアントのために、購入前に建物の状態を確認し、構造や雨漏りの現況を確かめて、十分に再生可能であることがわかった。

リノベーションの主な目的は、上記のような建物自体の老朽化した部分を改善することと、4人家族のために間取りを大改造し、和室中心だった既存の状態から、リビングダイニングキッチンを中心としたオープンな間取りに変更することだった。

また、外観についても、デザインについては多くは変更はしていないが、再塗装によってイメージを一新し、老朽化していたコーキング目地についても補修を行い、建物の性能を向上させることを行った。


フィードバック:
当初は、どれだけ再生できるのか懐疑的であったクライアントも、プロジェクトが進むに従って、大きく内外装のイメージや空間が一新されるのを目の当たりにする従い、大きな安心に繋がっていた。また、構造躯体が上部で安心できる状態であったことが、リノベーションをする上では、安心材料としてあった。
Project Data
プロジェクト名:Koto House
竣工年月:2009年7月
カテゴリー:リノベーション
住所:東京都江東区
主要用途:専用住宅
構造・規模:鉄骨ALC造、3階建て
延床面積:約40坪