高岡バックル・プロジェクト
高岡からブランドを創出する。 新しいブランド、新しいプラットフォームの誕生にむけた、公開型プロダクト開発の試み
高岡は、江戸時代から400年も続く金属を使った伝統工芸や、近代化以降の金属工業の先進の地として、長くその優れた技術力を保ってきた。

このプロジェクトは、高岡の伝統と技術を生かしつつも、そこに新たなアイデンティティを創り出し、多くの新しいブランドを立ち上げていこう・・・、という大きな志の下に始められたプロジェクトである。様々な地元の企業があつまった団体である「高岡工作連盟」が母体となり、そこに様々なデザイナーが集まった。

その試みが「高岡バックル」である。ベルトとバックルを組み合わせれば、それはファッションの一部でありながら、製作の上では服飾の分野に納まらず、また工業プロダクトとも言い切れない、難しい分野です。しかしながら、高岡の技術やデザイナーのコラボレーションを引き出すためには、思い切ったチャレンジができる面白い分野であるとも言える。地域内外の優れた5人のデザイナーに参加してもらい、それぞれ独自性のあるアプローチで、高岡の技術を生かした試みを行った。

総合ディレクション:田島則行(テレデザイン)
Project Data
プロジェクト名:高岡バックル・プロジェクト
竣工年月:2024年12月
カテゴリー:街づくり
内容:デザイン・ブランディングのプロデュース
場所:富山県高岡市